Back to the future 彼岸

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IMG_2310.jpeg まだ根雪があるというのに当地は今日から夏時間です。
 日本との時差は13時間。アメリカの夏時間は数年前から2週間繰り上がりましたが、
EUはこれまで通り3月の最終日曜日となっています。夏時間はやはりお彼岸が明けてからの方がいい。
 お彼岸(悲願)とは言いえて妙でして、仏教の教えで「此岸」はこちらの煩悩と迷いの世界で、「彼岸」はあちらの悟りの世界となります。その境界がいま若者の間で話題のパワー・スポットといわれる磁場なのかと思います。
 私にもこれまでに私の人生を大きくワープ(瞬間移動)させた二つの磁場がありました。一つは千曲川を見下ろす小諸懐古園の見晴らし台、もう一つは上の写真に在る大学キャンパスのあずまや(ガゼボ)でした。
 19歳になる3月に台湾旅行へ出かけてこの大学の宿舎に3週間お世話になりました。そしてちょうどお彼岸の日にこのあずまやに立ち「大学を卒業したらここの研究所に留学しよう」と決意しました。その時ここに留学しこのベンチに座って本を読んでいる自分の姿がありありと想い浮かび体がふるえ鳥肌がたちました。たぶん "Back to the future" でタイムスリップして彼岸に行ったのかと思います。
 果たせるかな3年10ヶ月後に、この大学に留学し、実際にこの場所に立っている自分の姿を発見した時に、同じように体がふるへ鳥肌がたちました。彼岸から此岸へのワープとしか考えられませんでした。実に不思議な体験でしたが、私はこの時「感謝を持って未来を先取りする」という
"back to the future" テクニックを習得したかと思います。
 先月このキャンパスを尋ねて写真を撮ってきましたが、あずまやの前に「B.C.類停車区(紀元前車種の駐車区)」という赤字の立て札を見て思わず苦笑してしまった。前のブログで私が電気自動車をドライブしている可視化も
"back to the future" なのかも知れません。
 さて、今年もお彼岸にお袋のお墓まいりしてきます。

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このページは、三休が2014年3月10日 00:04に書いた記事です。

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