(父親が製作した飛行機)
2月7日、午前の時間をとって蒲田文化会館で「永遠のゼロ」を観賞してきました。
蒲田駅を降りて文化会館までアーケイド商店街を歩いていると、なぜか「この道はいつか来た道」のデジャビュ(既視感)があり、居たたまらなくその場から姉に電話して尋ねると、やはり幼少の頃に母に連れられて何度も来たとのことでした。
幼児期の刷り込みはえらいもので次々と想いが浮かび、ここで父と落合い母と三人で一晩過ごした事まで蘇り、予期せぬ所でお膳立てができ追憶「永遠のゼロ」を観賞することができました。映画は秀逸でしたが上映中にストリーの展開と私の幼き頃の想いとが重って交差してしまい号泣用に用意していたハンカチを使わず仕舞いでした。
原作「永遠のゼロ」はすでに400万部を突破し、今月「海賊とよばれた男」が100万部数を超えたそうです。百田さんすさましい勢いで「時の人」に成っただけでなく、今や風雲児として新しい時を切り開いています。村上春樹が霞んでみえます。
昨日またして百田さんの「至高の音楽 ークラシック永遠の名曲」を、心耳で読み終えました。著者は40年来のクラシックマニアでレコードとCDが2万枚を超えているとの事ですから誠に恐れ入ります。
エッセー「至高の音楽」で、百田さんが感動した名曲を文学的に解説しながら、執筆時に聴いていた各著書のBGMを紹介しているのが実に面白いものでした。百田さんの小説はクラシック構成になっているためか、文章の合間から旋律があふれ出ていることに納得が行きました。私の推測までですが、この人はご自分の人生の場面、場面で常にクラシックのBGMが流れているのだろうと思う。
百田さん「文学は音楽に敵わないと思わずにいられない瞬間がある」と書いていますが、私はそう言うあなたに敵わない。ただただ脱帽のみです m(_ _;)m
(当時の県立富岡中学校での飛行機公開の実況)
至高の音楽
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