大雪 in 成田空港

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IMG_2360.jpeg         9日朝7時、晴、この程度の雪なら通常は決行です。
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 時には雪もいいもので、降るのにまかせて雪見酒としゃれたいのですが、そう悠長に構えておれず積雪と戦わねばならないのが残念です。
 2月8日から9日にかけて45年ぶりという記録的な大雪となり、私も成田空港で45時間の記録的な足止めをくらいました。長い人生2日間くらいこうした時を過ごすのもいい、どこにいても地球の上だと心機一転させ、天がくれた貴重な無駄な時間を楽しむ事にしました。
 空港に足止めされている間、チェックインカウンターの緊急対応のお粗末さ、なす術もなくただ立ちすくむ乗客を見ていまして、大雪を理由にただ待つだけの受け身の状況でした。8時間の待機中に
乗客になんらのフライト情報もないままひたすら待たせたあげくに欠航でした。
 JALスタッフは盲目的な誠心誠意で謝るだけが仕事で、乗客は受付カウンターの前でおとなしく待っているだけ、
こんな事ではもし日本がいまどこかの国と戦争にでもなったら負けてしまうが第一印象でした。 
 ここは早い時点にしかるべき責任者が出て来て、厳しいフライト状況と欠航をきちんと説明し、乗客にどう対処したらよいのかをリードすべきですが、責任者が不在でした。なんの対策もなくただ謝るだけでは物事は解決しません(もし説明があればアメリカに一便だけ飛んだボストン便に乗って早期に帰ってきましたが、ボストン便が飛ぶならニューヨーク便も飛ぶと希望的判断をしてしまった)。

 責任者の不在、なんの情報もない受付カウンターのお粗末な対応、おとなしく待つだけの乗客、すべての好意が空回りし、それぞれがすべのない弱者な烏合の衆と化していました。日本人の心に強靭化が必要なようです。
 海外生活を「常在戦場」と思っている私は、ただ待つ事だけでなく先ず現状から離陸してできる限り目的地に近づくことを優先し、いま置かれた状況の中で何がベターの選択かを考えてすぐに行動に移し、それがだめなら次のベターの選択へと、次々に行動しました。
 結果的には11日の夕方、ロスアンジェルスを経由してニューヨークに帰ってきましたが、そうでもしなければニューヨークと東京で降り続く大雪でいまだに成田で待機中となっていたかも知れません。
 13日の当地も大雪で欠航が相次ぎ、14、15日も雪の予報です。我がふる里でも120年来の大雪とのことで、いずこも「常在戦場」が続いています。
 
緊急時には待つだけでなく行動です。休む時には集中して休み、食する時には食べ、動く時は一点集中で行動です。
IMG_2371.jpeg     (13日朝6時、裏庭50cmの積雪と強靭な兎)

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このページは、三休が2014年2月15日 04:08に書いた記事です。

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