靖国再談

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 また曾野綾子女史の著書を読んでしまった。今回は「働きたくない者は、食べてはならない」という曾野さんらしい厳しいタイトルでした。最後の締めは「老人は死ぬまで働かねばならない。人間とは倒れる瞬間まで働くものだ。少しもみじめでない」とあるが、私もそうありたいものです。倒れるのも前向きで、、
  いざ行かん 雪見にころぶ ところまで (芭蕉)


 またして曾野女史の著書になってしまいましたが、それにはやはり理由があります。第一に、今のご時世にこれほど明確に真正面から人間の基本(ファンダメンタル)を説く人は、男女の作家、評論家を見わたしても群を抜いています。それに物書きの職人でして面白く一気に読ませてしまうものがあり、やはり当分は曾野さん参りが続くようです。
 いくつかの章で靖国参拝が書かれてまして、靖国を参拝しない政治家の言い訳けを、竹を割ったかのかの如くバッサリと切り捨てています。真の信仰を持つ人の言葉です。人間が生きて行く上で基本を忘れたくないものです。ここでも「靖国で会おう」が大切な言葉として書かれていました。これは命がけの別れの言葉でして、この重い言葉を気軽に使ってしまった自分に、なんとも情けない思いにさせられました。曾野女史に叱られているようで、また一から出直して参拝です m(_ _)m

 さて、これから曾野さんの対談「人生の基本を忘れた日本人、この世の偽善」を、機上で読みながら南米ペルーのマチュピチュに出かけてきます。世界遺産ベスト一位にランクされた名所です。私にとり世界一はブータンのタクッアン僧院ですが(ブータンに世界遺産はありません)マチュピチュはなんぼのものか楽しみにしています。今回は出張でなく年に一度のバケーションです。
 帰ると12月です。私は新商品開発会議で香港、珠海、深圳、上海、群馬と、もう一回りしてきます。12月もよい月にして行きましょう。

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このページは、三休が2013年11月25日 03:59に書いた記事です。

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