走馬看花

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IMG_0588.jpeg 中国の諺に「走馬看花」「騎馬看花」(馬で走りながら花を看る)とありますが、馬に乗って2週間、東京京都上海ー札幌ー群馬東京と回ってきました。
 こう激しく移動しますと、どこに行き、何を看たのか、あまり印象に残らず、いったい何をしたのか整理がつかないものです。朝目が覚めた時にベットの中で、先ず「自分は今どこにいるのか」と考えてしまう。さらに私の場合は、夢の言葉が一日遅れで、英語、中国語、日本語になるので、頭の適応にまごついてしまうわけです。
 そのうえに今回もよく飲んでしまった。同行したメキシコ人お好みの「オールド・パー(Old Parr)」ブレンデッド・ウイスキーを、すっかり気に入ってしまい、各地で深飲みしてしまった。私もそろそろこの味がわかるオールド・パー(惚け)なのかと実感です。
 金閣寺の入口に「五用心」、「酒におぼれてなりはいを怠ることなかるべし」との立て看板が、眩しく二重見えてきて
m(_ _)m、 反省しながらもホテルのバーでまた飲んでしまった。五用心あれです。 
 アメリカに戻る10日の早朝、宿酔い気分で荷物を整理している時にドーンという地震の揺れを感じました。9階に宿泊していましたが、「あ、これが地震の揺れか、震度4くらいなのかな」と、少しの動揺もなく自然にクンバハカの体勢に入っていた自分を発見しました。やはりクンバハカはいいものです。
 しかし、この地震の揺れで電車が大幅に遅れて、出国手続きをすますとゲートに直行でした。成田を朝11時10分に離陸し、カナダの上空でオーロラを見て、同日の朝9時10分にニューヨクに到着ですから、時差とはおかしなものです。戻りますと当地は冬時間で、すっかり初冬の空気となっていました。この肌寒さは心地よく身をひきしめ、当地に帰ってきたことを感じさせてくれます。
 2週間ほど当地で翼を休め初冬の風景を楽しんだら、バージョンを南米に切り換えペルーの初夏へ飛んで行く予定でいます。
 天上の城マチュピチュと天空からナスカの地上絵を観てきます。今度は時差でなく季差となり「騎ペガソス観花」です。

  ふけ行く秋の夜 旅の空の〜♪ 

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このページは、三休が2013年11月16日 06:44に書いた記事です。

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