遅ればせながら「2020年東京オリンピック」招致決定のよろこびをブログに記しておきます。実に快心なニュースでした。
9月7日にニューヨークへ戻る機上で東京五輪決定のニュースを待ちわび、気をもみながら帰ってきました。帰宅するとちょうど東京とイスタンブールの決戦投票となっていましたので、これは行けるぞと思いましたら、じき「TOKYO 2020」と映しだされ、思わず歓声をあげてしまった。結果から見れば東京の圧勝でした。決定のニュースの後は、時差のためそのまま気持よく12時間の爆睡でした。
今日になって後追いで東京オリンピック招致のプレゼンテーションをネットで拝見しましたが、実に統制のとれた素晴らしいショーでした。まさに日本の底力を披露するプレゼンでした。
I learnt that what was important was what I had, not what
I had lost.
(私にとって大切なのは、私がいま持っているものであって、失ったものではないということを学びました)、過去よりも未来の選択です。
ここ20数年、バブル崩壊、政治の低迷、経済のデフレ、東日本大震災と、あまりに失ったものが多くて下向きがちだった日本国民の眼差しが7年先に向いたことはとてもうれしい限りですし、大きな意味を持ちました。
これからの7年間に海洋国家日本が日本を実践し、本来の日本に取り戻すことで、21世紀も日本文化の世紀になるようです。2020いい響きです。、
我々団塊の世代が鳩山由起夫や菅直人に象徴される低落でだらしなく何の文化貢献もせずにこのまま終わってしまうのかと虚しさを感じていましたが、どうやらこれで五輪招致のポスターような桜に彩られた花道ができたと安堵しました。有り難いことです。
「この国を来た時よりも美しく」、1964年に聖火を引き継ぎいだ我々の世代が、2020年に聖火を次の世代に渡すべく、もうひと仕事です。そして我々世代がやるべき課題であった戦後レジーム体制の終焉を携えて日本史の舞台から引退することになったようです。
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