韓国はやはり「恨」の国だなと、今さらにしみじみと思う。
「恨(ハン)」とは白川静氏の字解によると、「艮」は目の下に後ろ向きの人の形「匕」と書き、目は人の呪いをかけ災いを与える呪眼。後ろ向きで進もうとしても進めず不本意に退く心なので「うらむ、にくむ」になると解説しています。
朴新大統領に期待したが、どうやらたいした政治家ではないようなので少々落胆です。ピーターの法則から見ると彼女は大統領になることでスキルの頂点に達してしまい、厳しい国際情勢のなかで韓国をリードして行くだけの力量が無いようにみえます。どうやらあの切れ長の眼は両親の暗殺の悲劇を見てしまった「恨」の目で、「恨」を持して青瓦台まで登りつめたかのようです。またして後ろ向きで進む凡庸な大統領とこれから5年もお付き合かと思うと気がめいるが、「恨」の国民にしてあの大統領なのだろうと思われる。
私は台湾留学時代からたくさん韓国の友人がいます。3年ほど研究所の宿舎で同じ釜の飯を食べていましたので片言の韓国語も憶えました。アメリカに来てからも週末には韓国系のスーパーマーケットで買い物をし、時おりコーリアンタウンに出かけてへアーカットし、韓国料理を食べています。鍼灸マッサージ師にもかれこれ20年ほどお世話になっています。みんないい人たちです。それにアメリカに来れば、韓国人も中国人も日本人も一括して黄色人種の「オリエンタル」です。昨日も理容店で韓国人客に間違いられました。ヨン様がお店に来と思ったのかも知れない(ー。ー)
そんなことですから、私にはあまり民族的な偏見や差別はないのですが、国家対国家のレベルでこのところ不愉快な事件が連続しています。前大統領による天皇発言、相変わらずの靖国神社の発言、先日は朴大統領がアメリカに来てまで非常識な日本批判、中でも極めて嫌な事件は、対馬の仏像盗難事件と慰安婦の問題です。
世界の国々をみてもだいたいが隣国とあまり仲が良くないものです。これは民族の種が近いので仲良くしていたら民族アイデンティティーが消滅して同化してしまうから、無意識的に防衛本能が働きお互いが差別するものと思っています。いわゆる近親憎悪というものです。
それにしても仏像の盗難事件は、仏像を信仰の対象としてでなく政治的に弄んでいるようで、全く筋の通らない罰当たりな行為です。信仰は心にあり仏像にあるわけでないから、こんな因縁のついた仏像は韓国にくれてやればいいと思うが、くれてやる前の条件として、いったん盗難仏像を返却するのが、仏教徒の筋というものです。でないと仏像の顔も三度で因縁果報で罰が当たるというものです。
それと慰安婦問題ですが、こうした大人の問題は大声を張り上げて騒ぐものでなく、政治的に静かに解決させてゆくべき問題です。しかも大騒だけでなく慰安婦の銅像まで建ていますが、こうした行為がどれほど国の品格を落としめていることなのか、彼らには分からない様ですが、国家のプライドをもってもらいたいものです。
慰安婦は昔も今もどこの国の軍事基地の付近に存在しています。軍の規律を維持するために、人間の根深い業の必要悪として恥部の秘めたる部分です。ですからイエス・キリストは、「一度も罪を犯したことのない者だけが(娼婦に)石を投げるがよい」と説いています。もし大声で騒ぎたて石を投げるのなら、その前に自国の娼婦を一掃してからにしていただきたい。それにワシントンにまで来て、首脳会談の裏側で朴大統領の側近報道官によるセクハラ破廉恥はなんとも見苦しい、「恨」で発想した行為はおおむね「恨」の因果応報で終わるという、仏の教えを学習して、そろそろ大人の国になるへきかと。
「やさしさとは 許し合うことを知る 最後の真実〜♪」
(今井美樹『プライド』)
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