昨日は豆まきして、今日は立春。寒い中でも梅の蕾みが福らんできました。もう春ですね。
私は株価や為替の値動きに一喜一憂しないと決めてから久しくなります。それでも2年9ヶ月ぶりの円安、株の高値が続きますとやはりうれしいものです。これで日本の経営者も一息つけるかと思うと気がなごみます。
そんなことでこのところ心がハイにあるためか、先週はハイウエーを気持ちよく140キロ(85マイル)で走っていて、パトカーにスピード違反で捕まってしまった。
ポリスが車窓越しに、「あんたは、36キロのスピードオーバーってことを知ってるのか」と聞いてきました。
36キロ(20マイル)とは俺も若いな〜と思いながらも、「オフィサー、あなたの言うことを否定する気はありませんが、私はこれまで120キロ以上のスピードを出したことはありません。36キロのオーバーなど考えられません。ましてこの歳になれば無理ですよ」と泣きを入れましたら、ポリスは「スピードと年齢は関係ないことだ」と返してきた。しかも、車の仮プレート期限がその晩までだったので、それも注意されてしまった。
しかたなく車の中でおとなしくポリスの書くチケットを待っていたらスピードを16キロオーバーと書いてくれて、減点なしにしてくれたので保険料も上がらず、82ドルの罰金だけですんだので助かった。やはり泣きは入れるべきである。
ポリスも州の予算が厳しく、それぞれに罰金売り上げ目標額があるらしく、月末になると交通取締がきびしくなるようです。春先につまらん買い物をしてしまった。
春になって浮れても、これからは月末の運転に気をつけようと思う。
さぁ2月です。節分、立春と続きます。
私は講談社のブルーバックス新書の静かなフアンでして、何かに好奇心がわくと時おりお世話になっています。
昨日は村山斉著「宇宙になぜ我々が存在するのか」を読んで、ヒックス粒子発見後の最新素粒子の知識をアップデイトしました。
これによりますと人間もやはり地球をはじめ地球上のあらゆる物質と同じ様に、超新星の爆発で飛び散った星屑やガスで構成されていると論究し、もしニュートリノやヒックス粒子がなければ人間も物質も生まれなかったし、人間は10万分の1秒の早さで飛び散って消滅してしまうというのだからすごいことです。なるほどヒックスは神の素粒子と言われる由縁だ。
そうなるとこの世は星屑の街となる。我々は星屑でつながっているわけです。この事実をどう捉えるかで、人間の本体論も大きく違ってくるかと思う。
「なんだ、人間は神の創造でなく、星屑かいな」と、小さく捉えるか、「人間は大宇宙と一体なのか」と、大きく捉えるかで活き方も違ってくるかと思う。
明日は節分、そして立春となる。春を大きく迎えたいものです。
「何ごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」(西行)