昨日は午後から気温が急に15度まで上がり、生ぬるい不快指数も上昇。2月なのに15度とは温度計が壊れているのかと思ってしまった。
気温の急上昇ためか、夜半から狂風が吹き荒れ、大雨の嵐となり朝にかけて2度の停電、「花に嵐のたとえもあるが」、いったいこれどうなっているのだろう(やはり各地で大きな竜巻が発生していた)。
狂風の音を聞きながらまたして北京の濃霧のことを考えてしまった。濃霧警報は風が吹けば解除というが、これって解消ではない、その風はどこに飛んで行くのだろうか。
北京ではいまマスクと清浄機が飛ぶ様に売れていているというが、これも応急策であり解決策でない。
GDPが世界第2位であろうと、そこに人が住めない様なら、それが何だというのだ。人が住めないような都市に立派な摩天楼がそびえようと、それがどれほどの意味があるのか。恥であってもけして豊かではない。
この有害濃霧ってもしかすると、今の中国人の心の現れなのかも知れない。警報は中国人の心になされているかのようです。
早いもので2月に入る。どうぞよい2月をお過ごしください。
2013年1月アーカイブ
(濃霧につき撮影不可、写真掲載なし)
気温の変動が激しく今朝は視界150メートルの濃霧の中を出勤。
運転をしながらこの濃霧はたぶん北京市と同じ情況なのだが、北京では有毒濃霧というから大変だろうと同情を覚えてしまった。
昨日、北京各地に今年4度目の濃霧警報が出ましたが、「重度汚染」を越えた最悪な「厳重汚染」の警報のようで、住民に外出を控えるよう呼び掛けているとのことです。しかも警報範囲が日本国土の3倍というのですから恐れ入る。人が住めないほどに悪化しているとは、人間の排気口が空気清浄器では堪ったものでありません。
北京市は濃霧だけでなく、大気汚染が常態化していて、外国人の間で「北京咳」という病名がありまして、北京に居ると咳がでて、離れると咳が治るというものです。
大気中に浮遊する微粒子に有害化学物質や細菌、ウィルスが吸着していて、これを吸い込むと呼吸器系をはじめさまざまな疾患の原因になり、ここ10年で肺ガン発病率が1.6倍になっていると報告されています。また車の排気ガスから出るMP2.5という汚染微粒子が原因で、死亡者が8500人ほどいるといいます(病院での取材は禁止です)。
しかも、この大気汚染が季節風に乗って日本に飛来してくるのですからたまったものでありません。アメリカ西海岸でも大気汚染物質が到達していることが確認されています。ったく近所迷惑な話しです。
北京市も汚染対策に頑張っていまして、奇数日には下1桁が奇数のプレイトの車だけ、偶数日には偶数のプレイト番号と規制していますが、そうしますと市民らは車を2台買い、1台を奇数のプレイトに、1台を偶数のプレイトにして規制を逃れています。それで却って車の販売が伸びたというのですから、何をか言わんです。
大型連休には北京郊外の高速道路は6時間の渋滞でパーキング場と化して排気ガスを生産しています。これは中国式民主主義で、私は主人、あなたは民、私は許可、民は不許可となります。
なにせ人口14億人ですから、やれ道徳だ、礼儀だ、大気汚染だなどと言ってたら、活き残ってゆけないわけです。
中国はまさに先の見えない有害濃霧の中です。
今朝は零下9度の凍てつく中を出勤。今週はすごい冷え込み予報で、いよいよ冬将軍の到来!!
湿度のある寒さは身にこたえるが、乾燥した寒さはグッと肌が引き締まって気持のいいものです。
こう寒いと熱いラーメンをすすりたくなりますので、今日は中華料理としてはマイナーな田舎料理なのですが、「雲南過橋米線」を紹介して心を暖めたい。
ラスベガスの中華街のはずれに雲南料理の「雲南過橋園」が在り、食通の仲間内ではちょっとした穴場になっています。誇大広告なのか知れませんが、店頭に「アメリカTOP100指定店」とあります。
私はここ数年ラスベガスに着いた初日と最後の夕食は、ここでの食事が恒例になっています(惜しむらくはビールだけでお酒を置いていないこと)。
雲南料理は四川に近いこともあり唐辛子や香辛料を多用した料理になり、時には四川料理の下に組み込まれています。
まず小皿に乗った前菜が珍味です。それからなん皿かの料理をつまみながら、雲南の名産「過橋米線」を食べるのが、お決まりコースになっています。
米麺は文字通り米からできた麺で、コシがない生の麺で、上記の写真のように鳥と豚骨のダシと雲南特産の漢方薬を調味料にした熱々のスープが入ったどんぶりと、生の具をテーブルに持ってきて、お客の目の前でスープのどんぶりの中に麺と具を入れて出来上がりです。不思議とこの料理には香辛料を使わずさっぱり味になっています。
この麺の由来ですが、妻が橋を越えて夫の所に食事を持って行く時に、夫に熱い湯麺を食べさせたくて、スープの上辺に浮く鶏油が保温となることに気がつき、熱いスープと麺と具を別の皿にして持って行き、夫の前で湯麺にして食べさせたことに始まるされています。そんなけなげな妻を思い浮かべながら食べるためか、心まで暖まってきます。
(店内に飾ってある雲南省の少数民族の刺繍画)
数えましたらこれまで36年連続で展示していました。毎年毎年このショー準備のために、正月気分を味わうことなく年越しになってます。まぁこれが私の正月なのかも知れませんが、箱根駅伝の関連スタッフの心境がよくわかります。
この世界一最大の家電見本市は、その年の経済動向を見てゆくうえで貴重なショーとなっています。業界の方向性、市場における自社の立ち位置と方向性の確認、ヒット商品の確認と来年度に向けての新商品開発の模索となっています。
そして、ショーの期間中に2014年度のブース(小間)を確保し契約金にサインとなります。これが私の年頭の高い初買いでして、頭を2014年に切り替えとなります。
今年もこのショーを終えて12日に帰ってきました。かくして今年も我々の出張が始まりまして飛ぶが如くとなります。
いつくしみ
ほほえみ
みにつける
(慈しみ、微笑みを、みにつける 仏教の「和顏」になっています)
干支にちなんだ木版画と文で作成した絵馬でして、私は年賀の時期になりますと、いつも川元画家の暖かい絵と文を楽しみにしている次第です。実は私のここ数年の干支にちなんだ年賀文は、この絵馬から触発されてのことです。
川元画家がこうしたやさしい絵と文を描けるのは、ご本人の心の優しさというか、心の純度、心音の佳さからの発露なのだろうと思います。成人になりますとなかなかやさしく描けぬものです。私は今年もこの絵馬を紹介できますことを誇りに思っています。
また、今年のブログの上にあります挿絵の干支画像を採用するにも、これはという絵がなかなか決まりませんでした。巳年の絵は簡単そうでいて難かしいのだと思います。サイト管理人さんと私とでキャッチボールの末に「竹へび」となりました。
「爆竹平安」で、これなら中国のお正月(春節)にも使えそうです。「巳」は祭祀の「祀」でして、甲骨文字では自然神を祀ることを意味し、その自然神の代表格が「巳」とされていました。
今年もよろしく。
明けましておめでとうございます。
マヤ文明のカレンダーでは、昨年12月21日の冬至をもって世界の終りとしました。世界を鳥瞰すると確かになにかが一段落した様です。写真はマヤ族が住んでいたユカタン半島からの日の出です。
幸いにも日本文明の暦は、「一陽来福」して、天照らす新年を迎えています。
今年は日本を建て直すべく、「巳(み)年」となっています。
長かった戦後体制から脱皮し、「巳来」に祈望をもってやって行きましょう。
どうぞよい2013年をお迎えください。
2013年 元旦