iPhone 5

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IMG_0199.jpeg  9月14日にiPhone5を購入した。と言っても予約となり10日から3週間待ちです。私の会社は1980年代のマッキントッシュからアップル党で、全社のコンピューターがアップルになっています。林檎まるかじりです。そんなわけで発売前にいち早く予約してきたわけです。ニュースによると予約台数が受け付け開始24時間で200万台を突破といいますから「4S」の100万台の2倍になっており、このデフレのご時世にすごいことです。

 なぜそう急いで買うのかと言いますと、商品開発にたずさわる者として、そこに未来を感じ、いち早く最先端のデザイン、ソフト、機能、品質すべてにおいて、超革新的なスマートホーンに触れて、感動し、刺激を受けたいからです。  
 物創りは想像と創造が全てでして、それはハイテック商品に限らず、ローテックの日常品にも共通することです。最近とても感動した三つの日常品ありました。

 一つは、お茶を注ぐ「急須」です($20ドル)。「急須」は上から注ぐものとばかり思っていましたが、この商品は茶碗の上に乗せて自動的に底から注ぐという、「底」まで気がつかなかった常識を転倒させたすぐれ物でした。ティー・バー(喫茶店)で見つけた品物で、日本茶にはともかくとして、紅茶や中国茶
を飲む時にとても便利です。ウエイターからお茶の注ぎ方の説明を受けた時、感心するあまり思わず立ち上がって唸ってしまった。
 次の商品は赤ワインをグラスに注ぐ時に使う円錐形の「じょうご」のような濾過器です($20ドル)。この「じょうご」を通して赤ワインに空気が混ざることで、より美味しくなるという物です。さっそく買って試してみましが、たかがこれだけですが確かに味がよくなりました。ワインの性質を知り抜いた商品で、こうすれば
グラスを揺すりワインを回すこともせずに、1瓶3千円のワインが6千円の味になるすぐれ物です。更に欲を言えば安いワインでも舌が赤く染まらぬようにすれば満点になります。
 最後の商品はレストラン
のトイレに取り付けてあった腕で開けるノブです。トイレで用をすました後で手を洗ってドアを出る時に、いつも嫌なのがノブがぬれていることや、湿った手でノブを触ることです。そこで手を使わず腕で開ける鍵型のノブが取り付けてありました。こうすればぬれた手でノブ使わずにすみ清潔感があります(上の写真)。
 いずれも気がつけば成る程という簡単な物ですが、なぜ今までその発想がなかったのか、目から鱗の商品に感動さえ覚えます。せっかく新商品を創るのですから、こうした人の為になるすぐれた物を残して行きたいものです

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このページは、三休が2012年9月18日 23:59に書いた記事です。

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