粛白「雲龍図」

| コメント(0)
 年初にあたり龍年にちなんで、本サイトの管理人さんにお願いし、上記にありますブログの挿絵に龍をお願いしたら、この元気のいい龍にしてくれました。
 その後、いったい誰の作品なのかと気になっていましたら、どうやら江戸中期に活躍した、奇人奇想の狂気な画家、曽我粛白(1730〜81)の作品系統の様でした。様でしたと言いますのは、粛白(しゅくはく)の龍の指は4本ですが、これは3本となっているのと、その後に多くの真似絵が出回っているからです。しかし、この迫力、色合い、力強い線のタッチ、まぎれもなく粛白系と言えます。
 粛白の作品ではと発見しましたのは、東京国立博物館で「奇才、曽我粛白、特別ボストン美術館、日本美術の至宝展」(3月20日〜6月10日)開催の案内でした。同時期に千葉市美術館でも、「粛白ショック!!」展を催しています。
 私の次回の日本は6月下旬でして惜しくも観賞できませんが、折をみてブログで無断借用のお詫び方々、
ボストン美術館へ「雲龍図」を観に出かけてこようかと思っています。みなさんもお時間が許すようでしたら博物館へ出かけられて、粛白の元気をもらってきてください。

コメントする

月別 アーカイブ

この記事について

このページは、三休が2012年5月19日 00:29に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「スロバキア」です。

次の記事は「助けた亀に連れられて〜」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。