日本の旅行ガイド本に紹介されているか知りませんが、中国の百度サイトでお薦めレストランを調べると、アモイの地元民に愛されている伝統的な福建(閩南)風味として、「佳味再添小吃店」がでてきます。
早速タクシーに乗って下町の大同路にでかけて行きました。お店に入ると私がイメージしていた店構えと違うので、外に出て看板を確認するとやはり間違いありません。上の写真にある様に二階にあやしげな洗濯物が干してあり、観光客などお構いなしの地元の店でした。
再度お店に入りましたが、ランチ時で食券売り場は混雑し、食堂は薄暗く粗末なテーブルがたくさん並んでいました。壁に貼られたメニューの価格は嘘の様に安く、すべてセルフサービスで昔の人民公社の食堂を思い起こす雰囲気でした。どうみても勝手が違うので、また店の外にでて看板を確認したが、やはりここが再添小吃店(軽食店)でした。
一瞬やめようかと躊躇したが、三度目の正直であまり期待せずにアモイ名物の沙茶麺(5元=65円)、芋包=里芋饅頭(3元=40円)、香茹猪脚蓋=椎茸豚足スープ(5元)を注文し、それらをお盆にのせて混み合うテーブルの中からやっと空席をさがしました。
先ず紙カップに入った南方風の沙茶麺の汁をひと飲み、豚、鶏、魚骨のだしをベースにピーナツソースの濃厚なピリ辛汁でして旨い!太麺は少し柔らかめだがイケてる。麺をすする合間に紙皿にのった芋包(里芋のペーストを皮にして中に具を詰めた薄紫色の饅頭)を食べ、これも美味い!さすがは名物料理。
沙茶麺の汁を飲み干したいが、ここは我慢して漢方薬の入った椎茸豚足スープを飲みましたが、これもまた一級品の味!どれも見かけはよくないがすこぶる美味しく、病みつきになる庶民の味でした。計13元=170円也、日本でしたら1700円というところか。もうこれだけで幸せを感じてしまう。
味、栄養、安値の三拍子、なるほど地元の人を惹き付けるわけです。中国も格差社会とインフレが拡散し、なにもかも派手になって行くなかで、このお店は中国本来のファンダメンタルというか、地味で地道(実在)な庶民食堂を維持していました。私の好きな実在中国がここにあり貴重な存在でした。
孟子曰く「民以食為天」(民は食を以て天と為す)、多くの庶民は食を第一とし、今もこうしたファンダメンタルな食堂から活力をもらってたくましく活きています。
尚、このお店でさらにおまけがありまして、テーブルを片付けにきた貧相なオバサンに、私の限りある台湾語(閩南語)を駆使して話しかけたらすべて通じてしまった。オバサンは親指を立てながらこの変な外人に驚いていたが、通じて当たり前ながらも、なんか奇々怪々でした。
早速タクシーに乗って下町の大同路にでかけて行きました。お店に入ると私がイメージしていた店構えと違うので、外に出て看板を確認するとやはり間違いありません。上の写真にある様に二階にあやしげな洗濯物が干してあり、観光客などお構いなしの地元の店でした。
再度お店に入りましたが、ランチ時で食券売り場は混雑し、食堂は薄暗く粗末なテーブルがたくさん並んでいました。壁に貼られたメニューの価格は嘘の様に安く、すべてセルフサービスで昔の人民公社の食堂を思い起こす雰囲気でした。どうみても勝手が違うので、また店の外にでて看板を確認したが、やはりここが再添小吃店(軽食店)でした。
一瞬やめようかと躊躇したが、三度目の正直であまり期待せずにアモイ名物の沙茶麺(5元=65円)、芋包=里芋饅頭(3元=40円)、香茹猪脚蓋=椎茸豚足スープ(5元)を注文し、それらをお盆にのせて混み合うテーブルの中からやっと空席をさがしました。
先ず紙カップに入った南方風の沙茶麺の汁をひと飲み、豚、鶏、魚骨のだしをベースにピーナツソースの濃厚なピリ辛汁でして旨い!太麺は少し柔らかめだがイケてる。麺をすする合間に紙皿にのった芋包(里芋のペーストを皮にして中に具を詰めた薄紫色の饅頭)を食べ、これも美味い!さすがは名物料理。
沙茶麺の汁を飲み干したいが、ここは我慢して漢方薬の入った椎茸豚足スープを飲みましたが、これもまた一級品の味!どれも見かけはよくないがすこぶる美味しく、病みつきになる庶民の味でした。計13元=170円也、日本でしたら1700円というところか。もうこれだけで幸せを感じてしまう。
味、栄養、安値の三拍子、なるほど地元の人を惹き付けるわけです。中国も格差社会とインフレが拡散し、なにもかも派手になって行くなかで、このお店は中国本来のファンダメンタルというか、地味で地道(実在)な庶民食堂を維持していました。私の好きな実在中国がここにあり貴重な存在でした。
孟子曰く「民以食為天」(民は食を以て天と為す)、多くの庶民は食を第一とし、今もこうしたファンダメンタルな食堂から活力をもらってたくましく活きています。
尚、このお店でさらにおまけがありまして、テーブルを片付けにきた貧相なオバサンに、私の限りある台湾語(閩南語)を駆使して話しかけたらすべて通じてしまった。オバサンは親指を立てながらこの変な外人に驚いていたが、通じて当たり前ながらも、なんか奇々怪々でした。
コメントする