ライフ、命をつなぐ物語

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IMAG0122_2.jpeg 命名「悠」(はる)

 今年はいまひとつ心の晴れない、後ろ向きで新年を迎えていたところに、それを前向きにしてくれる嬉しいニュースが、元旦に飛び込んで来ました。
 このサイトを制作してくれている若夫婦から、元旦の午前1時40分頃に、道産子が誕生したという快挙です。2週間ほど早い出産でしたが新年のおめでたでした。
 この夫婦は、東日本大震災で多くの犠牲者を目の当りにして、2番目の子供を産もうと決意したのですからすごいことです。

 東日本大震災以後、東北では結婚したい若者が20% UP、婚約指輪の売り上げが40% UPしたとのことです。大震災であれだけ大きな衝撃を受けますと、命の尊厳、絆、大切な同伴を求める心理現象はよくわかります。私の身近にも長年交際していた仙台のカップルが、いま一歩踏み切れずにいましたが、震災を期に結婚しました。こうした心理現象をさらに深層まで掘り下げますと、女性と言うより、「女(メス)」の強さが潜んでいるように思います。一気にあれだけ多くの犠牲者を目撃すると、女は無意識のうちにも本能的に子供を産んで種を守ろうとするのではないかと思います。戦後の団塊の世代も、民族の滅亡の危機から産み出されたものなのかも知れません。「女、汝は強し」です。今回も大震災後にベビーブームなるかと思います。この赤ちゃんの誕生は、その第一報になりました。おめでとう!
 さらに補充しますと、このご夫婦と2歳児の家族は、千葉県柏市に住んでいましたが、子供が外でマスクをして遊んだり、砂遊びができない不都合な生活から
「当たり前の生活」を求めて札幌に移り住みました。主人は安定した職を辞し、先行きがわからぬまま「当たり前の生活」を求めて、大きな変化を決めたわけです。この決断に親族は賛否両論で、いろいろなことを言われたようですが、札幌からの便りでは、私たちの決断は、必ず良い結果を生むと確信しているので、いろいろ言われても心は揺れません。人間、考え方ひとつで何とでもなるんですね。今では、娘が気持ちよく、思いっきり砂場で遊んで、笑顔でいっぱいになることを期待しています」、という勇気ある決断でした。私はこの若夫婦の行動を誇りに思っています。
 http://www.tempu-online.com/imadekirukoto/
 この夫婦に龍年の元旦、お子様が授かったというのですから、飛び上がらんばかりの嬉しい、励ましのニュースでした。
 復興の兆しです。おめでとう!!

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このページは、三休が2012年1月 3日 01:08に書いた記事です。

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