五月雨のち五月晴れ

| コメント(0)
DSCN2372.JPG

 「今日はアメリカも日本晴れ」これは私がよく使うフレーズでして、当地の人にはわからない独り言。風薫る5月の青空に元気よく泳ぐ鯉のぼりは、男子に産まれてきた原風景。これで花粉さえ飛ばなければ最高の月になるのですが、全て思うようには行かぬものです。
 春になって花が咲くのは毎年の事とはいえ、いつもこの季節になると自然の采配に感動してしまう。長い冬空を突き破り花々が鮮やかに咲いて春爛漫。4月の終りにハナミズキが気品よく咲き、このころから私も鼻水き。5月に入るとプログラムされていたかのように、赤紫のサツキが咲き、アヤメが咲き、薄紫の藤の花が咲き、五月雨に打たれながら青紫の紫陽花が咲き、紫系色の花々が初夏を感じさせてくれます。5月はなぜか紫系の花が多く、私はパステル紫にこよなく惹かれてしまう。
 東北の震災地でもガレキの合間から、タンポポや雑草の花が咲いているといいます。私はこのところ毎晩のように被災地でご奉仕している夢をみていまして、これもタンポポのニュースに触発された白昼夢なのですが、、、
 福島第一原発の跡地にたくさんの花を植え花園にしたらどうだろう。跡地を癒すには花を植えるのがいい。海岸沿いに松の樹を、敷地内に染井吉野の桜樹を植え、周辺の大きな土地をひまわり畑にして、池の周りにチューリップやカーネーション、道端にラベンダーとコスモスを植えたらどうかと想う。

 ひまわりには放射能で汚染された土壌を浄化するといわれます。植物には根っこから土壌の放射性物質を吸収するそうで、中でもひまわりが最も吸収効率がよく、土壌の放射性物質の除去までに30年以上はかかるといわれる場所でも、わずか20日間で95%以上を除去したとい記録が残っているそうです。もしかしたら、ひまわりは宇宙戦艦ヤマトが14光年彼方の大マゼラン星雲から地球に持ち帰ってきた放射能を除去する花なのかも知れない。
 放射能は人の心まで汚染できない。ひまわりの花芯をもって心を浄化させよう。

コメントする

月別 アーカイブ

この記事について

このページは、三休が2011年5月19日 03:07に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「リスボン大震災」です。

次の記事は「天上の火」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。