池袋駅北口

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IMG_9192.jpg 今回、初めて池袋駅北口のホテルを予約してみた。
 まず池袋駅北口が見つからず構内をウロウロ。やつと見つかり北口を出て、今度はホテルが見つからずウロウロすること4000歩です。
 そこは風俗街でラブホテルが密集し、キャバレーやバーの客引きが立ち並び、怪しげな服装の女性とすれ違い、ソープランドも3軒ほどありました。今でもこういう風俗街があるのですね。
 「すけべオヤジ」と誤解されそうで気まずい思いをしながらホテルにたどり着く。
 ホテルに荷をおろし、小雨ふるなか傘を差しながら急ぎ足で上野広小路に向かう途中、足がもつれ北口の雨に濡れた段差に躓いて転倒(翌朝確認のため写真を撮りました)。
 私が転倒する瞬時にすでに6名ほどが私を取り囲み、おじさんが「大丈夫ですか」と声をかけてくれ温かい両手で私の両手を支え「ゆっくり立ち上がってください」と、2人の若者が私の背を支えてくれていました。
 私はゆっくり立ち上がり、彼らにお礼を言いながら、日本はなんて素晴らしい国なのだと実感していました。
 そんなことで中国語「回り道しないで」の看板が見える池袋駅北口の印象は、プラス、マイナス、ゼロになりました。
 ともあれ有り難う。

311

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IMG_9190.jpg 黙祷。今日は311「東日本大震災の日」です。
 14年前に日本がどうなるかとあれほど緊張して見守った大震災でしたが、今ではニュースとして静かな記憶となってしまっている。
 台湾の友人から送られてきた「日本のために祈る PRAY FOR JAPAN」のペンライトは、今でも「オン」すれば光りを放っています。電池の方が、私の記憶力より長持ちしているようです。
 光を、ありがとう。合掌

三休の日

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IMG_9189.jpg 3月9日は私のペンネーム三休の日。
 昨日、湯川秀樹の最後の教え子という宇宙物理学者の「宇宙の起源は?」の講演があり、護国寺の天風会館まで出かけてきました。
 しかし、私が期待していた講演内容でないので、急用を優先させで途中で退席させてもらった。学者に哲学を求めても所詮無理でした。
 なかには山口県の山の奥からはるばる新幹線で来た農業を営む、私と同年の人と知り合いになりました。講演後にすぐ帰るとの事でした。
 彼は宇宙の「見えざる実在の力」と太陽の神秘性について拝聴したかったようですが、期待はずれで気の毒になってしまった。
 彼も私も講演30分前に受付を済ませましたので、彼を誘って天風師のお墓参りをしてきました。
 彼は私が退席するのを見てドア前まで送ってくれ「思わぬ形で墓まいりできた」と、感謝してくれました。せめてものこれが彼のお土産になったようでした。有り難う。

故郷の山々

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IMG_9183.jpg 先週末の雪で今シーズン初の西側の妙義山や南側の山々が雪景色になりました。
 稲ふくみ山に連なる山々の雪景色が、絵のように美しいのでカメラに収めました。
 司馬さんの「モンゴル紀行」に、「海辺という、単調な水平線を見て少年時代を送った人はわりあい故郷を恋しがらず、地形の複雑な山の中育ちの人ほど、年をとると故郷を恋しがる」とありますが、私がまさにそうでした。
 私は深呼吸をし、今この雪景色を眺めている自分に幸せを感じています。ありがとう。

71m77px-1RL._SS284_.jpg 曽野さんが93歳で逝かれました。
 これほど立派な女傑でもやはり逝かれるのですね。しばらく産経新聞に女史のエッセーが見えないのでどうしておられるかと思っていた矢先の訃報でした。
 私は司馬遼太郎さんの本に次いで女史の本を愛読し影響を受けてきました。保守の論陣と言われましたが、そんな安価な批評を遥かに越えていました。口先の綺麗事だけで行動のない評論家が多い中、絶えず正論を貫きその通りに活きられた人でした。
 著書「自分の始末」は最後の書き下ろしでなく、これまでの小説、随筆からの抜粋なのですが、女史の遺言として購入しました。
 これから読みはじめます。曽野さん有り難うございました。合掌

IMG_9170.jpg 「草原の記」を一気読了。
 司馬さんの本は読み始めると止まらなくなってしまうので、もう目がしょぼしょぼ。 
 本著者は「モンゴル紀行」から17年後1990年7月に再訪したもので、ツェべクマ女史を始め各小数民族が、大草原を舞台にして活きた人間模様でした。
 ロシアと中国に挟まれた大草原に活きたモンゴル民族の興亡と鎮魂になっています。
 毛択東の文化大革命にまで言及し、そこで翻弄されるツェべクマ夫婦のモンゴルへ北帰と再会は涙を誘います。
 観光ガイドとしては古いのですが、蒙古に行くのあたり司馬さんの憧憬として、この2冊は外せない。
 パヤルララー、有り難う〜。

モンゴル

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IMG_9166.jpg 「モンゴル紀行」を読了。
 司馬さんは今の大阪外国語大学でモンゴル語を専攻した変わり者で、片言のモンゴル語を話していました。
 やはり若い頃「蒙古放浪歌」を唄っていまして、蒙古大草原と星空に憧憬がありました。
 しかし、「モンゴル紀行」は、文化面でよき入門書になりますが、出筆されたのが1973年ですから旅行ガイドとしては古過ぎますので、改めて「地球の歩き方2025年度版」を購入しました。
 「草原の記」と並行して読み進めて行きます。そして、「心猛くも」簡単な日常会話に挑戦したく考えています。
 先ずは、パヤルララー、有り難う〜。

梅の花

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IMG_9186.jpg      「昨日より 少し開いた 梅の花」(三休)
 私の春を待つ気持ちを詠んだ唯一の自信作(この句しかないが)。今年の冬はこの句がしみじみ身にしみる。
 先日の料理屋の床間に薄紅色の梅の花が花瓶に差してあったが、話に忙しく愛でるまで行かなかった。
 昨日、自転車での通りすがりに梅の花に気がつき、折り返して見納めの写真を撮った。梅の花は薄桃色がいい。
IMG_9161.jpg 2月が逃げるように過ぎてしまった。司馬遼の「モンゴル紀行」を読みながら3月を迎える事にする。ありがとう!

貴州芽台酒

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IMG_9155.jpg 中国の親子4人が東京を訪問し、貴州芽台酒アルコール度53度の高級白酒をお土産に私を訪ねてくれました。
 中国が家族旅行で日本に来る時代になったことに感心し、さらに習近平が愛飲する高級酒を土産にして来たのに驚きました。
 会席を摂りながら興味深く感じたことは、この家族は中国の3世代を象徴していたことです。
 両親は私と親密な珠海工場で働いている工場の主任。ともに安徽省から珠海工場に働きに来た経済発展途上のまだ貧しかった50歳後半の世代。
 長男は優秀で中国大学を卒業後にシンガポールの大学院留学し修士課程を終えて金融関係働く30歳後半世代。中国経済がイケイケドンドンの絶頂期世代で、無人EV車を乗っているようです。鼻息も荒く日本を同等視し何するものぞの態度です。京都に一度来ておりアニメのフアンでもあったが。
 次男は一人子政策のため長男と13歳違いで経済専攻の大学4年生。こちらは卒業後の就職難を憂いていました。ここ半世紀の経済の上り坂、頂点、下り坂の見る思いでした。
 芽台酒を少しずつ飲み干しながら、これからの中国経済の行末を見ていこうと思う。乾杯!有り難う。

蒙古放浪歌

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IMG_9148.jpg アメリカから帰国の準備を始めた時に大半の本を整理しました。
 中には捨てがたい司馬遼太郎の「街道をゆく」全43巻もありましたが、「台湾紀行」だけを残して全部整理してきました。
 もうモンゴルに行く機会もないと思い「モンゴル紀行」、「草原の記」も整理してきました。それが奇縁で6月にモンゴルツアーが決まりました。私にとり51カ国目の訪問になります。早速、文庫本を購入し再読に入ります。
 私が学生時代に酒に酔って一番よく唄ったのが「蒙古放浪歌」でした。これが潜在意識に入り込み、その後の人生に影響を与えてしまった歌でした。
 「心猛くも鬼神ならぬ 人と生まれて情なさけあれど 母をみ捨て波こえてゆく 友よ兄等といつまた逢はん〜
 波の彼方の蒙古の砂漠 男多恨の身の捨てどころ 胸に秘めたる大願あれど 生きて帰らむ望はもたぬ」
 今でもそらんじられます。でも、波越えて行く場所は違ったが、母なき家に無事に帰ってきました。合掌、有り難う。

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