榛名山行修会の参加者には、個性的な面白い人がたくさんいます。
今回はぜんぜん個性を感じさせない、もの静かで品のいい白髪の老婦人がいました(お歳は控えますが、1945年小学1年の時に避難した沼津で大空襲を経験しています)。名前は何かの本で記憶していたと思うのですが、また集会でも何度か見かけていましたが、会話を交わしたのは今回が初めてでした。いつも薄緑色の甚平服を着ての参加でした。
驚いたことにその方が上の写真のような本を数冊翻訳していました。現在は波動インストラクター、気療師の資格を習得しているようです。お見それしました。
「訳者あとがき」を読みましたが、人生をもうすでに達観された方が、天風行修会に参加されるのか興味を持ちました。次回に話をお聞きしたく思っています。有難う。
4月を元気に始めます。
花冷えのする雨のなか、石垣島の友人から「当地はすでに海開きとなり、うりずん(若夏)の季節を迎えています」と暑いメールが来きた。
私のモンゴル行きを知り、彼もだいぶ前にモンゴルに憧れ開高健の「モンゴル大紀行」を読んでいたとのことでした。にわかに開高健を懐かしく思い出し早速アマゾンに注文。
また司馬さんの街道を行くシリーズ「モンゴル紀行」の次は「沖縄、先島(石垣島)への道」という事でこちらも購入しました。
どうやら「モンゴル紀行」の次は、58年前に訪ねた「沖縄、石垣への道」になるのかな、、、
「いつ頃になるのか、、、風に誘われるとでも申しましょうか、ある日、フラッと出ていくんです(車寅次郎)」
ありがとう。
榛名山一泊行修会から帰りまして、翌朝は珍しく朝7時45分まで寝ていました。したがって朝の運動を休みました。
予期せぬ榛名山は春の雪景色になりましたが、参加者は全く気にせず、晴れてよし、雪もまたよし、むしろ雪を喜ぶようでした。
さすが如何なる時も「積極一貫」を心得ている人たちでした。この様を見ただけでも参加した価値がありました。
今回のテーマは「宇宙の心と人間の心」でして、「愛と誠と調和」の3つの講義でした。惜しむらくは講義の後にワークショップがあったため、本来ですと講義を心で受け止めるべきものを、メモをとりながら頭で受けることになってしまった。
それでも「坐右箴言」の講義が、行修会の終わりを締めてくれましたのでホッとしました。
ともあれ充実した行修会でした。感謝、有り難う。
ロシアのウクライナ停戦交渉の難しさに呆れる。
両国の国としての若さ、病的なまでの猜疑心、ロシア、プーチンの潜在的な征服欲、彼らの精神構造を、歴史的に勉強したく司馬遼太郎の「ロシアについて」を再読した。
またこの著書は、地政学的にユーラシア大陸を見た、モンゴルの通史とロシア、日本の歴史がよく描かれています。日本は島国でよかった。
1968年に文藝春秋に出版された本ですが、ぜんぜん古さがない。今の国際情勢の分析にそのまま通じる名著でした。司馬さんの洞察力の凄さを改めて再認識でした。
6月のモンゴル旅行は11人のツアーとなりましたが、旅の案内にこの本を携帯して行きます。
明日29日と30日は「榛名山一泊行修会」に出かけてきます。
ありがとう。
司馬遼太郎の「ロシアについて」を読んでいる最中に、友人から「この本はいかが」と、横やり本が入った。
おかげさまで3日連続の徹夜一気読みになりました。ですから今夜中にブログに収めることにした。
「永六輔のお話し供養」で、渥美清、淀川長治、石川好子、坂本九、中村八大/いずみたく、岸田今日子、立川談志のご供養をしています。戦後の焼き後世代の個性豊かな忘がたき人たちです。やはり何かが我々と違います。
特に渥美少年が歩道と車道を仕切る鎖を盗んで補導された時、警察官が渥美少年の顔を見て「お前の顔は一度見たら忘られない。フランス座に行け」。
渥美少年はその言葉を心に受けフランス座の舞台に喜劇役者として立つことになります。渥美清の誕生です。警察官の目利き、こんな下町の人情供養でした。
淀川長治は「誕生日に一番大変だったのは、産んでくれたお母さんでしょう。だから、誕生日はお母さんに感謝する日」と、していました。
また淀川さんは毎朝、起きた時に床の中で「その日の日付を言い。今日という日は一生に一回しかない。だからニコニコしていよう」と、唱えるそうです。
天風は「得一日過一日」としてました。これなら私たちにもできることです。さっそく実践。
さて、また司馬さんの「ロシアについて」の現実入ります。有り難う。
まず驚いたのは横帯の白髪の人が誰だかわからなかった。よく見ると山田洋次監督でした。慌てて齢を調べると93歳になられていました。
次の驚いたのはなぜ山田監督が黒柳徹子と対談なのかと思いました。イメージ的に渥美と黒柳が全然つながりません。読み進めて初めて渥美と黒柳とは、テレビの始まりの頃から心の通じあう心友でした。
黒柳が本を読まなかった渥美に、まず始めに「星の王子さま」を薦めていました。もうこれだけで驚きとショックの連続でした。
さらに狂喜することは、寅さんが帰ってきて「男はつらいよ寅次郎福音編」第50作、幻の最新作としてマドンナ役に黒柳徹子が修道女のシスタースとなっています。
寅さんフアンには震えるほどたまらない新作ですが、もう観客を含めスタップ皆さんが歳をとり過ぎていました。そして著書は寅さん鎮魂の対話になっていました。これで私の寅さんシリーズも完結しました。ご苦労様でした。
寅さんは亡くなる直前にカトリックの洗礼を受けていました。不思議な人です。
著書はこのまま本棚へ鎮蔵しました。 寅さん、有り難う。
昨夜は友人から喜寿お祝いの会食をしていただいた。
その折に「寅さんの人生語録」と「渥美清に逢いたい」をいただいた。
「寅さんの語録」は再読なのだが、面白く昨夜のうちに読み終えた。浅丘るりこのリリーとの風天会話が一番多く出ていましたが、いしだあゆみとの会話もあり、シュン。
浅丘るりこは満州の長春生まれからして根っから風天なのでしょう。
喜寿にして尚、寅さんの本贈る人、貰う人、
「本当にかわってる人は、自分では気がつかないもんですよ」「馬鹿だねぇ〜」「困った」
「おれは旅人だから、風の吹くまま、気の向くまま、歩きながら考えるさ」
今日は「渥美に逢いたい」山田洋次VS黒柳徹子の対談から入ります。有り難う。
このところ乱読が続いている。Amazonで注文すると翌日に届くのでついつい購入してしまう。
今日は「あなたの光が世界を変える」の横帯が目に止まり面白く読み終えました。
「生命の美しさ、人間性の美しさ、心の美しさを通して光り輝く」として、神道からエドガー、ケイシー、お釈迦様、イエス様、インドの聖典のオンパレードに登場してきます。
著者は動物病院の医院長しており、趣味として瞑想、ヨガ、山籠りの自然が大好きで、40年前にクリアヨギたちと出会いヨガを実践しているとのこと。
聖典がちょっと飛び過ぎかと思うのだが「新しい時代、美しく光輝く世界の創造に向けて、日常生活の中でそれらを実践し、美しく楽しく、豊かに生きていきましょう」と、内容に同感するところが多々ありました。人生の目的は美しく光輝かせることかな。
光君へ、有り難う。
春分というのに寒さと強風が続いています。
今日は春彼岸の墓参りをしてきました。
ついでに先日11日にブルーライトを残して逝かれた「石田あゆみ」のご冥福を祈ってきました。
特別にフアンという訳でないのですが、私と誕生日が、同年、同月、同日、生まれた時刻もほぼ同じでしたので、彼女がどんな人生を歩まれているのか、常に気になっていました。
これで目印がなくなりました。ゆっくりお休みください。
合掌。有り難う。
「奇跡の脳」素晴らしい見事な本に出会いました。
英語の原題は「My Stroke of Insight」(私のひらめき)です。
16年前に出版されたのですから、もっと早くに読むべきでした。自分の不勉強を反省するのですが、本にも出会いの時があるのでしょう。ご興味のある方どなたにもお薦めです。
脳科学者の著者が37歳の時に、左脳出血の脳卒中で倒れ、そこで体験した右脳における「宇宙との一体感」宇宙の大きな流れに中で「いま、ここに」を体感し、8年余のリハビリを経て復活する壮絶なお話しです。
私は右脳、左脳と2つに割った単純理論は好みでないので、「自分(我)ともう一人の自分(真我)」としています。
さらに踏み込んで言えば、ここに書かれていることは、不思議なくらい天風哲理そのものでした。真理は一つと言いますが、やはりそうなのでしょう。
著者Taylorさんに畏敬と感謝を込めて、ありがとうございます。