甦えりの誦句

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IMG_0075.jpeg「甦えりの誦句」

私は今、力と勇気と信念とをもって甦えり、
新しき元気をもって、正しい人間としての本領の発揮と、
その本分の実践に向かわんとするのである。
私はまた、吾が日々の仕事に、溢るる熱誠をもって赴く。
私はまた、喜びと感謝に満たされて進み行かん。
一切の希望、一切の目的は、厳粛に正しいものをもって
標準として定めよう。
そして、つねに明るく朗らかに統一道を実践し、
ひたむきに、人の世のために役立つ自己を完成することに
努力しよう。

「天風瞑想録」と「運命を開く」(講談社版)との、違いは各講演録の後に天風師の直筆の有無です。実はこれがオリジナルの証でして、なんとも言えぬ味わいがあります。
 しかも、この誦句は朝礼のときに天風師が、会員に向かって直々に誦句し、その声の響きだけで身が引き締まります。
 ただ、会員に向かっての誦句ですから、冒頭は「吾(われら)は今」となっています。これを「運命を拓く」は「我は今」と改めています。私は「我は今」の方がスッキリしますが、「私の天風誦句集」ですので「私は今」としました。同時に以後の誦句もすべて「私は」の一人称に統一しました。その方が誦句がより身近に響いてきます。
 「私は今、力と勇気と信念とを持って甦り」と、「誓いの言葉」の「力と勇気と信念」が、天風哲理の合言葉として繰り返されています。そして「新しき元気を持って」と続きます。
 今日一日を、新しき元気をもって甦りします。

私の天風誦句集

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 私が「天風誦句集」と出会った時に受けた大きな衝撃波は、35年たった今日でもそのまま残っています。私の人生を大きく変えた小冊です。
 誦句集の冒頭は「誓いの言葉」から始まります。朝礼の時に天風師のお言葉「甦えりの誦句」についで、会員一同で「誓いの言葉」を誦和します。
 真理瞑想の時でなく朝礼の時に誦和するためか、誦句集の冒頭にあるのにかかわらず「天風瞑想録」と「運命を拓く」に記載されずに抜け落ちています。天風哲理が濃縮された大切な誦句だけに実に惜しいことです。

  「誓いの言葉」
  今日一日
  怒らず 怖れず 悲しまず、
  正直 親切 愉快に、
  力と 勇気と 信念とをもって
  自己の人生に対する責務を果たし、
  つねに誠と愛と調和を失わざる
  立派な真人として活きることを、
  自分自身の厳かな誓とする。

 心の表現である感情は、言葉と行動に深くかかわりをもち、心と体に大きな影響を与えています。
 この「誓いの言葉」の中に「三勿三行」として「怒り、怖れ、悲しみ」の感情、「正直、親切、愉快に」の感情は、言葉と行動に深くかかわりをもち、心と体に大きな影響を与えています。
 そこで、今日一日を快適に生きて行く心がけとして、わずか8行のなかに、心の使い方が凝縮されています。
 「怒らず 怖れず 悲しまず」、「正直 親切 愉快に」、「力と勇気と信念とをもって」、「誠と愛と調和」と、トントントン〜と歯切れのよい三拍子の言葉を感じ取ってみてください。
 今日一日を、怒らず、怖れず、悲しむことなく、正直、親切、愉快な心で過ごし、何事にも、力と勇気と信念を失うことなく、自己の人生の責務を遂行し、つねに誠と愛と調和(真、善、美)を失なう事のない立派な真人(リアリスト)として生きることを、自分自身に厳かに誓うのです。自分との約束は宇宙霊との約束ですから、厳かな誓いになります。
 消極的な感情の代表格である「怒り、怖れ、悲しみ」は、生命力を減退させるので戒め、一日の生活のなかで、「正直、親切、愉快」に行動すれば、感情が明朗化し楽しくなります。感情を制御する際に最も有効な対処法になります。
 そうは言ってもいざ実行になりますと、やさしそうにみえてもなかなか思った通りに行きません。誓ったそばから、怒ったり、怖れたり、悲しんだりしている己の未熟さを思い知らされます。
 しかし、毎日この「三勿、三行」の誓いを心がけることで、感情を制御することができてきます。少なくても激情した感情にブレーキがかかります。この時にクンバハカ法を平行させますと更に感情を制御できます。
 ここは「私の誦句集」ですので、「つねに平和と愛とを失わざる」の箇所を、確信を持って「つねに誠と愛と調和を失わざる」と修正を加えました。

感謝新年

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IMG_9999.jpeg 昨年9月に長年の連れを亡くし、なんとか連れ無いそぶりをして来ましたが、心身ともにボディーブロー的な強い衝撃を受けました。それでもお陰様でノックアウトされることなく、すべてに感謝し「百ヶ日」をかけて立ち上がりました。
 2020年から気楽な生活を棚上げし、当面は会社の現役に復活して精進する所存です。
 そんな今年の初夢は、数年後に桜吹雪のふるさとサライの空へ、赤絨毯の道を歩いての帰国となっています。
 どうぞ皆さまよいお年をお迎えください。
 本年もよろしくご指導のほどお願い致します。

天風瞑想録

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IMG_1304-thumb-240xauto-71.jpeg51BTG7EYGHL.jpeg「天風瞑想録」は、昭和32年「天風誦句集(一)」の小冊として発行されました。
それを元に昭和48年「天風瞑想録」として、第1章「いのちの力」から各章毎に 第13章「一念不動」までが、5年の歳月をかけて昭和53年の天風会創立60周年に刊行されました。お弟子さんたちの心のこもった偉業でした。
 天風会創立70年周年の昭和63年になり、各章13小冊が合本に編集され「天風瞑想録」として出版されました。語彙の微小の違いがありますが、ほぼ同じ誦句になっています。IMG_9813.jpeg51QiGnWTerL.jpegそして、平成6年に講談社から「運命を拓く」ー天風瞑想録ーとして天風会を超えて講談社から現代口語文に改定し単行本で出版されベストセラーになりました。ついで平成10年に文庫本となり、さらに令和元年に電子書籍化されました。
 ですから「天風瞑想録」は、5回の変遷をしながら読み継がれてきています。しかも「運命を拓く」にある誦句の方が、オリジナルの「天風誦句集」よりも読みやすくなっています。「神仏」の名称も「宇宙霊」に統一されています。
 そのうえ価格も手帳サイズの「天風誦句集」より400円ほど安く購入できます。これでは「天風誦句集」を買うのは、よほどマニアックな人に限られてしまいます。
 ただ、たいへん惜しむらくは「運命を拓く」には、天風師直筆の「天風瞑想録」の題字と各章末尾にあります毛筆で書かれた誦句がありません。さらに朝礼の時に誦和する大切な「誓いの言葉」と「プラナヤマの誦句」が抜け落ち、画龍点睛を欠いています。
 ともあれ天風会創立100周年を機に「天風誦句集」の改訂版を希望したいところです。それが必要な時になっています。
 私自身も2020年1月から「天風師の面影」に、誦句の改訂版に挑戦してみる所存です。私自身の「天風誦句集」です。

睡眠について

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 天風師は睡眠について;
「睡眠を真に催した時に睡眠し、然らざる時には睡眠するべく無駄な努力を為さぬのが最も聡明なのである。いろいろの方法や手段を講じて無理にも眠ろうと、あれこれと種々の努力をしてもなかなか眠れないものである。それは、何とかして眠ろうと焦れば焦るほど、神経が興奮するためで、その上にかかる無駄な努力をすると精力の二重疲労を招来する結果に陥るのである」。
「その日その時の活力の消耗の程度に応じて、言い換えれば、生命の要求する時間を睡眠するというのが最も自然法則に順応している。本当に眠くなってから寝るようにすること。ムリに眠ろうとせず、ゆうゆうたる気持ちで眠くなるまで待とうとのんきな気持ちをもつことが何より必要である」と、実に簡明に教示しています。
 とても明瞭かつ理論的なのですが、私が師の教えの中で未だに習得できない課題になっています。
 日常生活のなかで時間に制約され、なかなかそうもできずにいます。時には早朝の起床のためついつい睡眠導入剤(メラトニン)に頼ったりしています。
 それでも最近になり1日の睡眠を7時間と規定せず、また寝だめも効果ありませんので、寝たいときに寝て、起きたい時に起き、眠れない時は無理にも寝ようとせず、自然睡眠体を心がけるようになって来ました。

 10月8日の天風メルマガは飲水についてでした。
『肉体組織の必要とする貴重なる体液である唾液、胃液、リンパ液などはいずれも水分から作られる。従って水なくしては、消化作用も同化作用も、その他一切の機能の活動が不可能になる。だから、正常な組織の中には常に多量の水がある。従って、あらゆる組織は水中で生活しているという生理学上の見方はまさに絶対の真理である』。
 天風師は飲水についてあまり多く語っていません。ですから私は水に関する「練身抄」第9章にそれほどの注意を払わずに30年近く読み流していました。
 ここで天風の飲水法に関して書き加えておきます。
 天風哲理の健康法の中の一つに飲水法があります。飲水法は天風哲人がヨーガの里で実行し、後に医学的見地から実証したものです。
 ヨーガでは古から「水は神の力が籠れる命の霊液」として摂取してきました。就眠の直前に一杯の水を飲み、朝起きると直ちに1、2杯を飲み、毎朝の洗顔よりも重大な行事として続けています。さらに、毎食一時間または30分ごとに1、2杯の水を口に入れていたと観察していました。「肉体組織の必要とする貴重なる体液である、唾液、胃液、リンパ液などはいずれ水分から作られる。従って水なくしては、消化作用も同化作用も、その他一切の機能の活動が不可能になる。だから、正常な組織の中には常に多量の水がある。従って、あらゆる組織は水中で生活しているという生理学上の見方はまさに絶対の理である。従って、生命を確保する仕事を行うに必要とする水を飲むことである」と説いていました。
 水を飲むことは健康維持に必要かつ有効で、水分の欠乏を招くと血液が濃厚になり、血管内の沈殿物を多くさせ、結果として健康を害すため、血液を常に純潔にしておくためにも水が必要になります。
 水の働きで血液の流れをよくし、全身に栄養素や代謝物を運ぶことによって生命機能を維持しています。体内で多くのカロリーが燃焼される発熱効果もあり、常に水が体外へ排泄されています。ですから健康を維持するためには失われる水分を補充する必要があります。
 口から入った水は胃腸へと吸収され、生命維持に重要な部分に供給されていきます。特に脳の85%は水分で約1千億の神経細胞が密集し、血液の約2割を消費しますので最優先に脳へ供給されて行きます。脳は睡眠中でも休まず活動し、体内の各部や外界からの情報処理を一手に引き受けていますので、膨大なエネルギーを必要とし水の補給が欠かせないものになっています。
 普通の人は1日に約2千3百ミリリットルの水分を排出しているので、失われた水の量だけ間断なく水の補給が必要となります。1日の排出量に比して平均補給は、食事から600ミリリットル、代謝燃料水が200ミリリットルになりますので、飲水からの補給量は1千5百ミリリットルですから、500ミリリットルのペットボトルで3本が必要な目安になります。
 しかし、多くの人が水補給の大切さを知らずに慢性的水不足となっています。しかも喉の渇きを感じるときはすでに体内に水が不足していますので、たえず水の補給が必要になってきます。水が体内を満たして血液を浄化させていくと、きれいなオーラが放射されてきます。健康は日頃の努力の積み重ねといったところでしょう。
 天風哲人は水の中には強力なエネルギーがあるから、飲むときに積極的な観念の暗示を行えば、より一層の効果があるとすすめています。こうした教示は医学的見地からみてもまったく遜色がありません。むしろ70年も前から奨励していた智慧に頭の下がる思いです。
 ここで私の主張になりますが、天風哲理の教義「クンバハカ法」「天風打坐法」「心の積極化法」「心身統一体操」と同列に「飲水法」を、もっと前面に押し出して教示したらいかがなものかと考えています。朝の行修のときに脳が水不足の状態ですと、目覚めも悪く、動作に敏捷性を欠き、効果的でありません。行修の前に水補給をして、血のめぐりやホルモンやリンパ腺の流れを活発化させてから行修に入ることをおすすめします。クンバハカや積極心だけでは水の補給ができないためです。ここはやはり瑞々しいスッキリした気持ちで行修したほうがより効果的になります。飲水法は天風哲理を体内から下支えする地下水脈をなしています。
 天風打坐で霊性心と宇宙霊を一体化させ、飲水法で肉体の細胞液と宇宙の霊液を共生させることで、心身統一法がより深く確かなものになって行くことでしょう。

 最近クンバハカ法、養動法、安定打坐法と並んでプラナヤマ法の大切さを再認識しています。
 健康法にいくつもの呼吸法がありますが、その中でもクンバハカ法を組み入れたプラナヤマ法は、すぐれた全身呼吸法になっています。
 『天風誦句集(1)』に「活力吸収(プラナヤマ)法の誦句」が記載されているのに、なぜか「天風瞑想録(運命を拓く)」に、この誦句だけ抜け落ちています。呼吸法は誦句でなく運動法だからなのか。大切な誦句ですので、以下に解説を加えました。

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 プラナヤマ法の誦句

 「神韻縹渺たる大宇宙の精気の中には、我ら人間の生命エネルギーを力づける、活力なるものが、くまなく遍満存在している。
 今、私はプラナヤマ法と称する特殊な密法を行い、この活力を、五臓六腑はもちろん、四肢の末端に至まで、深甚なる感謝をもって思う存分ありがたく吸収しよう。」
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 プラナヤマ法は宇宙にくまなく存在する大自然のエネルギーを、観念を用いて取り込む全身深呼吸法です。
 天風師はヨーガの里でクンバハカを会得した後、ついでカリアッパ師の指導で、それと平行したヨーガで言う「プラーナーヤーマ」の呼吸法を習得して命が甦りを果たしました。
 その後、命の甦りした効能を探究し、徹底的に噛み砕いて日本化したのですが、クンバハカとプラナヤマの名称はそのまま残しています。誦句集でも「活力吸収法」の横にカタカナで「プラナヤマ」とルビを付けています。
 活力吸収法は、大地にしっかりと立ち足の裏から生命エネルギーを、体全身に満たすようにすくいあげてから、一瞬だけ絶対クンバハカで息を止めます。そのあとウン〜といきみ加減して息を吐き出しながら体内の不浄を全部排出させ、体内を浄化させる全身呼吸です。
 方法として;
 大地に毅然と立ち「プラナヤマ法の誦句」を唱えたあと;
 まず息を吐く。吐いて、吐いて吐き切ったら、グッと絶対クンバハカを決めて、足の裏から生命エネルギーを全身に充満するようにして口から息を吸い上げ、そこでまた絶対クンバハカ決めて一瞬だけ息を止めます。
 そしてクンバハカ体勢のまま下腹に意識を集中させ、鼻からウ〜ンといきみながら吐き出し、下腹に意識を集中させて体内60兆の細胞にバイブレーションを与え、体内の悪気不浄をすべて排出して活性化させます。
 この呼吸法をクンバハカの体勢で、眉間に意識を集中し、細く長く深く十秒ほどの完全呼吸で2回繰り返して心身を活性化させます。深呼吸のときに眉間に意識を集中させることから「眉間プラナヤマ法」とも称しています。
 天風哲人は「眉間は命の窓」といってよいほど大切な所で、宇宙にくまなく存在する生命ネネルギーは主に眉間から入って、松果体を経由して全神経の原動力として配分されると説明しています。眉間から導入された宇宙の活力が、松果体ホルモンのメラトニンの分泌を促進し、抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促して疲労を回復し、病気や老化現象を予防する働きがあると言われています。

July.jpeg 7月の読書はすべてパラマハンサ ヨガナンダ著「あるヨギの自叙伝」「人間の永遠の探求」「メタフィジカル瞑想」「科学的な癒しのアファメーション」「神と話をする方」の著作につぎ込みました。
 6月8日に天風師が上野恩賜公園の樹下石上で辻説法をはじめた百周年記念を祝い、これで私も一段落と思いきや、急に石上の奥深くに潜むヒマラヤのヨガの里が恋しくなってしまいこれらの著書を読み始めた次第。
 著書には多くにヨガの大師、覚者、聖者の哲理が述べられています。ヨガの哲理と天風哲理の出自が共通していることもあり、ヨギの叡智と天風哲理の多くが重なり合っていたことでした。読み進めるにつけ一体どちらの哲理なのかと錯覚するほどでした。天風師は私が考えていた以上にヨガ思想の影響を受けていました。
 大きな違いとしてヨガナンダはインドヨガの叡智を宗教に持って行き、天風はヨガを日本化して現実の世俗社会に留めたことでした。
 「人生はどこまで行っても現実の世界なんだから、それを忘れちゃいけないんだよ。死んでから後が人生じゃないんだから。死んでから後のことまで考えようとするのは宗教なんだ(天風)」。
 我々は霊界でなく現実の世俗に生きているからで、ここらあたりがヨガナンダとの岐路になります。
 天風哲理は霊峰富士を日本の心象とし、インドヨガはヒマラヤ連峰を心象とした霊感(インスピレーション)を根源としています。霊峰富士は水平の裾野の調和美を、インドのヨガはヒマラヤの空を垂直に突き抜けています。
 ヨガナンダの著書を読みながら2つのことに納得が行きました。
1、天風はなぜ天風会を宗教とせず立派な科学として財団法人にしたこと。そして既存の宗教を超えたところで人類への普遍性を持たせました。
2、もし天風がロックフェラーの要請で渡米していたら、ヨガナンダのように或いはそれ以上に著名になった事が視覚化できました。
 アップル創業者のスチィーブ ジョブズは「あるヨギの自叙伝」を、葬儀後に参列者に渡すように遺言したそうですが、もしジョブスが天風哲理に巡り合っていれば、これほど彼にピタリとはまる思想もなかったと推察できます。さらには彼は早逝することもなかったと思う。人との邂逅もいなものです。

双輪の印

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Byodoin_Amitaabha_Buddha.jpeg 安定打坐の双輪の印は「上品上生印」と称し、阿弥陀如来で九通りある印相の中で最高段階とされています。古来インドでは手の印で意志を現す習慣があり、それが発展して印相が生まれました。
 天風師はカリアッパ導師のヨーガの教えを、原形が留めぬまでに噛み砕き日本化させましたが、双輪の印はそのまま受け継いで残しました。
 私たちが双輪の印を組む線上で天風師へつながり、遥か遠くヨーガの里の導師へつながり、さらに宇宙霊へつながることになります。天風打坐の双輪の印を大切にしたいものです。
 双輪の印についてこれまで数人の方から、印の組み方の要領がいまいちわからないと質問を受けました。目をつぶり打坐に集中してしまうので、印がどうなっているか注意が行きわたりませんが大切な質問です。私自身も山田務名先生の印の組み方をもとに試行錯誤してきました。
 ただ打坐を実行する時に印相ばかり気にすると集中力が拡散しますので、はじめは組みやすい印で行いあまりこだわらなくもいいと考えますが、宮下補導の写真を参考にして双輪の印の組み方のコツを復習してみました;
IMG_9166.jpeg*両方の人差し指の第2関節をピタリと密着させることが大切です。
*左か右の小指をまるめて、片方の小指にのせます。
 小指を丸めることで、肩の力が抜け軽いクンバハカになります。
*人差し指の上に親指をごく軽くのせます。
*そして親指と親指の間を極わずか空けます。(気が親指の左右を行き交い、脳内のシナプスのように集中させます)。 
*人差し指と親指の指先の脈が一つに感じるようになったら、意識を眉間(松果体=第3の目に)に集中させ無心に入って行きます。
以上のプロセスに慣れると意識しなくも自然にそうなって行きます。杉山元天風会会長は印の乱れが心の乱れと言ってました。

IMG_9127.jpeg 6月8日の天風哲理創建百周年記念イベント全国一斉行修会を、天風会ハワイの暖かい配慮で実況をご一緒させてもらいました。
 スマホのFaceTimeで全国各地の行修が同時に見られるのですから有り難い世の中です。東北地方の一人マッサージの実況時に、雄鶏が繰り返して鳴き、朝の行修をイメージUPして出来すぎのBGMでした。いいね〜。
 また、しばらく忘れていました行修の締めの動作、「力と!勇気と!信念だ!」を、思い出させてもらいました。これが今回一番の収穫でして、さっそく再起動させました。

 私も個人的なイベントとして、知人にお願いして上野恩賜公園の樹下石上に、向日葵とカーネションの花束を添えてもらいました。東京は梅雨入りして雨天の予報でしたが、この日は晴れてたくさんの人出でした。天風師とご縁のあるどなたかが行かれていましたら嬉しいかぎりです。
 もう一つは、私のサイト「天風 Online」に「心身統一体操」を新設し、一人でも朝の行修が実践できるように工夫しました。天風師と杉山元会長の音声による統一体操法になっています。天風師による「活力吸収法」の誦句は圧巻です。さらに第3部の安定打坐講演の欄に、音声による天風師の指導と山田務名先生の指導を挿入して、御三家登場で本サイトも一段落させました。
 音声の挿入に際しては、ニュージャジーに居ります天風哲理の真摯な実践者にお手伝いを願いました。彼とは明日二人で100周年祈念の打坐会をした後に、祝杯を予定しています。