71mwn8hp5EL.jpeg 20世紀の最も優れた精神世界百選の書籍に選ばれた「あるヨギの自叙伝」1982年日本語版を、今頃になってのめり込むように一気読みですから、本にも出逢いの縁があるようです。
 本書はインドの精神文化の叡智、ヨガの著名な覚者、大僧侶、聖者の神聖が写真入りで紹介されています。精神世界の難かしい文章に関わらず違和感なく巧妙に翻訳されていまして、通常では瞑想によって眉間に現れる第3の目を「心眼」と称していますが、本書では「霊眼」と名訳しています。そして、読者の受け取り方によって「読書」か「心読」か「霊読」となってきます。
 本書は読者の霊性心を通して「霊眼背に徹する」読み方をしませんと理解まで及びません。聖者の紹介が都市伝説風なので信じるか信じないかは読者の霊性心しだいになる内容です。
 もし、私が天風哲理に出会うことがなかったら、ヨガナンダのクリア ヨガの瞑想に入って行ったかと思うほど私に近い哲学でした。有り難ことに天風師によりインドのヨガが、日本式に整理されたことでその必要が無くなりました。
 先ずヨガナンダの別の著書「人間の永遠の探求」を読んでから、じっくり「あるヨギの自叙伝」を再読する予定でいます。

ヨガの宇宙霊

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IMG_9193.jpeg  神なき21世紀の精神的な空白、心の隙間を癒して行くのは、日本の神道(自然信仰)とインドのヨガではないかと考えています。
 そんな問題意識から「あるヨギの自叙伝」を熟読しています。目下、33章の330ページまで読み進すめ、古代インドの神秘な精神世界に圧倒されています。ヨガの流れをくむヒンドー教は、イエス キリストや仏陀まで飲み込む底なしの懐の深さです。両者もヨガの覚者だという強い誇りを持っています;,
 『私が死んで(1895年)から50年ばかり立つと、西洋でヨガに対する関心が高まり私の伝記が書かれるようになる。ヨガの福音はやがて世界中に広まって、人類の真の同胞愛を確立するうえに大きく貢献するだろう。すべての人々が唯一の神(宇宙霊)を直接体験することによって生ずるお互いの一体感こそ、真の同胞愛なのだ』『ヨガナンダよお前はその福音を広め、ラヒリ マハサヤの神聖な生涯を世の人々に伝える役目を果たさなければならない』)。果たして50年後に「あるヨギの自叙伝」が出版されています。
 ヨギ聖者の言葉はそのまま天風哲理と重なります。神道とヨーガ精神が、21世紀後半の精神文明の基盤になって行くと思う。そんな事で先ず一読をすませたら、次は傍線を引きそれを書き出しながら再読に入る予定でいます。

71fy4+WZzML.jpeg 古代インドの宗教聖典に「人生の前半は教育と家庭生活に、後半は思索と瞑想に当てる」とあります。
 昨日からパラマハンサ ヨガナンダ著「あるヨギの自叙伝」を読み始めました。6月8日に天風師が上野恩賜公園の樹下石上で辻説法をはじめた百周年記念を祝い、これで私も一段落と思いきや急に石台の奥に潜むヒマラヤ山脈の麓ヨーガの里が恋しくなってしまいこの著書を読み始めた次第です。この著書はたくさんのヨーガ聖者を紹介しています。
 通常の本でしたら2万ページほどになる分厚い著書なので、7月はこれと押し売りに根負けして予約購読した百田尚樹著「夏の騎士」を、読んで過ごすことになります。
 「あるヨギの自叙伝」は以前から気になっていましたが、なにせ分厚い本なので天風のヨーガ哲理だけ読めばいいかなと考えていました。それに「世がなんだ」というすねた名前が、いただけませんでした。
61H8xYA-IIL.jpeg ただ私も人生の後半になり心境の変化なのか、哲理だけでなく瞑想にもっと重点を置いて研鑽したくなったわけです。そこで先ず入門書としてヨガナンダ著「メタフィジカル瞑想」と、瞑想による「神と話をする法を」を読んでからこの自叙伝に移りました。
 そんなことで暑中はパラマハンサ ヨガナンダの著書に挑戦となりました。

61du7cugWVL.jpeg 7月は稲盛和夫著「心」ーすべては心に始まり、心に終るーの読書からはじめたました。
 当代随一の実業家、創業経営者として尊敬していましたが、これまで氏の著書を一冊も読んでいませんでした。私の量見の狭さで別に読まなくも天風哲理とPFドラッガーの経営理論で事足りると考えていました。
 それに一時でしたが京セラが電卓にまで手掛けたり、小沢一郎と接近し民主党のサポーターになった事にもよります。また、私の数人の知人が盛和塾の熱心な塾員でしたが、私とは縁遠いと思っていました。
 しかし令和の潮時に稲盛氏が87歳の高齢を理由に盛和塾を解散し、京都賞を主催する稲盛財団の理事長も退任され、いよいよ「心」の集大成に入られました。近影を見ましても高齢があらわれています。
 そんなことで敬意を込めて6月25日出版の「心」を拝読しました。実に素晴らしい内容で将来は千円紙幣の顔になると思えるほど、名実ともに当代随一の実業家、創業者、哲人、聖人でした。ここまで人格を築き上げたとは偉業です。
 一つたいへん驚いたことは、日本航空の再建の会長に就任した際、先ずすべての従業員に向けて天風師の「自己陶冶」の誦句;「新しき計画の成就は、ただ不屈不撓の一心にあり。さらばひたむきにただ想え、気高く、強く、一筋に〜」を紹介しているくらいですから、てっきり天風師から直に薫陶を受けていたと思っていましたら、「師とは言っても実際にお目にかかったことはありません。おもに書物を読み解きながら、また生前に親交のあった方々を通して、いわば私淑しながらその思想を学び、糧としてきたのです」と、あったことでした。
 ひたむきに実践する者と怠惰な者、これには誠に恐れ入りました。

小狸の木登り

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IMG_9149.jpeg 公園を散歩中に蝉にでも化けたつもりの小狸が樹にしがみついたまま、登ることも、降りることも、近づいても逃げることもできずにいた。狸の木登りとはいきなもんです。公園で鹿、兎、リスはよく見かけますが、狸は初めてでした。
 小狸はサングラスをかけた私を、同類の狸オヤジと勘違いしてか、「僕どうしたらいいの」とジ〜と私の顔を見ているしぐさ、まるで落語の世界で苦笑い。
 先ずドジな小狸をスマホで撮らえてから、「しばらくそのまま貼り付いて狸寝していろ」と、触らぬ狸に祟りなしと通り過ぎました。
 小狸はきっと「狸オヤジめ、スマホで撮っておきながら僕を化かしやがった」と思ったことだろう。
 6月の終わりに小狸と一期一会でした。


パステルの花

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tumblr_or0dqoCW2z1rpszhyo2_500.jpeg 今日から30度越えの日々に入りました。いよいよ夏本番!
 6月は道筋に咲くラベンダーを観賞しながらの出勤でした。控えめな美しさが心を落ち着かせてくれました。
 初夏になぜ紫の花が多いのか、紫外線の投影なのか、いつも不思議に思っています。5月のアヤメと藤の紫にはじまり、エゾムラサキ、ラベンダー、6月の締めは梅雨期の紫陽花へ続き、真夏の朝顔となります。
 齢を重ねたためか、ここ数年ますます薄紫の花に魅せられています。
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笑ふべし 泣くべし
 わが朝顔の しぼむ時(芭蕉)
 朝顔の花びらに朝露のえくぼ、夜露にしぼむ時の泣き顔のしわ。
いよいよ28日から大阪G20です。
どうぞよい夏をお過ごしください。

5144ugqxZCL._AC_UL872_QL65_.jpeg 参議院の選挙も近いことですので久しぶりに政界関連の本、田村重信著「秘録*自民党政務調査会」を読みました。秘録というのでここでは内容を書きませんが、表題ほどの深さはありませんでした。野党のレベルの低さや、党を裏切り離党した者の末路は参考になりましたが、俺はここまでやっぞという一自民党職員の自伝でしたので買って読むまでもありませんでした。
 人間は弱い者でして秘録を黒子のまま墓場まで持って行けないのでしょう。それもむべなるかな、よくわかります。誠にご苦労様でした。
 退職後は妻への慰労を兼ねて「飛鳥」に乗って世界一周のクルーズが夢、これにはホロリとさせられた。私は地球一周までトルコからニューデリーの距離がまだ未踏になっていますので、それを済ませたらゆっくり海からクルーズしたくなりました。いつのことやら、、、
 それにもう一つ、著書中に憲法9条改正に関する委員会に、友人の参議員が出てきたので、この著書はこの二点だけでよしとしました。

41KF5R5QJPL.jpeg 6月16日、今日も香港抗議200万人デモが続いている。すごい!
 香港の「反送中」抗議デモの推移を検索していましたら、ふるまいよしこ女史のレポート「逃亡犯条例改訂が巻き起こした衝撃と市民の怒り」がみつかりました。相変わらず活動をされていてなによりでした。
 私はかつて女史のメルマガ「大陸の風」と「中国万華鏡」の愛読者でしたが、2005年の中国反日暴動のレポートが気に入らず、事実をレポートしてもスタンスがズレていると思い、もっと抗議すべきと煽りのメールを投稿したら、慌てたように「私が好きかってやっているブログですので、余計なお世話です」と突き放されて以来、北京在住の女史に迷惑がかかることを考慮し14年間も無沙汰していました。今回も気になっていましたが、正直もう亡くなっているかと思っていましたので、女史の活躍はうれしいかぎりでした。なにか中国風見鶏便りを「ニュースウイーク」誌に投稿していたようでした。
 女史は北九州大学で中国語科を卒業し、1987年から香港中文大学で広東語を学び、香港に14年、北京に14年暮らすフリーランサーで、著書に「香港玉手箱」などがあり、名うての香港、中国通になっています。福島香織さんの先輩格になるのでしょう。
 海外生活が長いからか個性の強さが鼻につくが、今回の香港抗議デモレポートも説得力がありました。なにせ女史は天安門事件30周年抗議集会に参加するために北京から香港に来ていたくらいです(抗議デモに参加したとは書いていません)。北京に住んでいて大丈夫なのかなと、こちらが心配になってきますが、健闘と健勝を祈りたい。

習近平の敗北

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71TVMBAdnBL.jpeg 香港の最大規模デモの時に、折よく福島香織著「習近平の敗北」を読んでしました。
 第4章「宗教と異民族が引き起こす分裂」と第5章「台湾有事と香港スキャンダル」は、NYハドソン川を挟んでマンハッタンの摩天楼が一望できる木陰のベンチに座り、心地よい初夏の風に吹かれながらの読書でした。
 福島香織女史はいま私が一番参考にしている中国通でして、彼女のメルマガも定期購読しています。この著書だけで現状の中国と習近平を理解できる秀作でした。彼女のすばらしいところは口先だけの中国評論家でなく、中国のなかに入りペンをもって戦っている姿勢です。今回は参加していませんが心情的には香港に駆けつけてデモの隊列の中にいるような人です。彼女は;
 「中国の人類創生神話は、女かという女神が泥人形を作るところから始まります。最初は丁寧に一体一体作っていたのが、途中から面倒くさくなり、縄を泥に浸して振り回し、飛び散った泥の滴が人間になりました。なので、中華世界では丁寧に作られた選ばれし人間と泥の滴に過ぎないレベルの低いどうでもいい人間と、生まれながらに差があるのです」と、共産党人と泥の滴民とを対峙させて泥の滴側に立っています。しっかりした日本人ですが、中国が好き所以なのでしょう。

DSCN2258.jpeg       (船上から香港、マカオに降り立ち革命に向かう孫文)
 6月4日のブログに「天安門事件」を書いた折、地政学的に「近代中国の革命は南から火の手が起こり北上して燃え広がっています」と香港魂を讃えた時には、香港の自治権剥奪の「逃亡条例(送中)改正案」の反対デモが、返還後最大規模103万人になるなど想像もしていませんでした。香港の人がここまで自由、民主を守る為に必死なことが、世界に伝わったと思う。
wor1906120020-p1.jpeg 今日12日にこの法案が審議され通過されるので、多くのデモ隊が政府庁舎を取り囲んで結集しています。なかにはハンガーストライキに入っています。これでも中国共産党は強行採決するのか審議延期なのか、さてどうなるか。中共とその傀儡はなんでここまでやるのだろう。
 私にとり香港は中国出張の往き帰りに立ち寄るオアシスでした。いつもここでホット一息つけました。自由とはいいな〜と、この開放感はなんとも言えないものでした。香港の自由なオアシスを維持したいものです。同時に日本も中国共産党の一握りの傀儡を使う文化工作の狡猾さをよく見ておくことです。

 補記:中国で12日、NHK海外放送が香港で起きた大規模デモに関するニュースを報じた際、例によって画面が真っ黒になり放映が中断された。

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